しんせつハウスの設計士、後藤直城です。
当社、しんせつハウスの新社屋リノベーション工事の設計とデザインを担当いたしました。
新社屋リノベーションの設計にあたり、施工前、施工後の写真と共に、こだわりのポイントを
ご紹介させて頂きます。
古くなった建物を壊し新しくする新築、それとは違い壊さずに新しい用途に生まれ変わらせて
いくことがリノベーションです。
決められた枠や制限のなかでアイデアを絞り発想を展開させていくことが大きなポイントと
なります。
今回は前回の古くなった床のアレンジです。
床は空間の印象を左右する重要なポイント、水平面に広がるパーツは視界的にもイメージ的
にも脳に働きかけていきます。
今回は店舗改装になり店舗用のフロアーが貼り付けられていました(写真①)。
フローリングのような柄でちょっとひと昔前のような印象を与えてしまっていたので、
全面改修です。
既存の床材を剥がすと糊の跡が渦上にコンクリートに残ります、実はこれがとっても厄介です。
薬品で溶かすことも出来ますが、劇薬になり使いたくありません。今回は水でふやかしながら
ヘラで取り除く選択を・・どうしても取り切れずちょっと跡が残ります(写真②)。
どうしようと思ったのですが、どうせならこの渦上の跡を再利用しようと考えコンクリートの
床に墨を巻きながら渦のような模様をあえてつけ、乾いたらヤスリでぼかしながら最後に
クリアーで表面を仕上げています。
艶も強すぎないようにコントロールしながら塗っています。
床はこれだけの手間を掛けてもやるべき部分です
(最近はモールテックスを使うケースも増えていますね)。
工程を重ね、とてもいい雰囲気を出した床仕上げになりました(写真③)。
やっぱりリフォーム・リノベーションは無限の可能性で一杯です。
次回は天井のアレンジをテーマに書きたいと思います。
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