空間をデザインするとき、最初に考えるのが床であることがおおいです。
視界に入る占有面積が広く、直接肌に触れることもある部分ですので、特にこだわりたいという方もいらっしゃいます
ではどういった選択肢があるのでしょうか。
無垢材フローリング・複合フローリング・クッションフロアー・長尺シート・カーペット・石材・タイル・畳など・・・・
その中でも今回は無垢材フローリングと複合フローリング、それぞれの特徴をご紹介します。
♦ 無垢材フローリング
天然木ならではのあたたかみや肌触り、美しい木目が一番の魅力。使い込むごとに味わいが増し、もし傷ついても表面を削ってオイルなどで塗装をすれば再生することができます。複合フローリングのように接着剤を使用していないため、化学物質が苦手な方にもお薦めです。ただし、自然素材ゆえ、湿度の変化などによって収縮や割れが生じやすい点は注意が必要です。水に弱く傷も付きやすいため、「ちょっとした汚れや傷が付くだけで気になる」という方にはあまり向いていないでしょう。
施工の手間もかかること、マンションの管理規約によっては遮音性能の基準を満たせず施工が許可されないケースがあることにも注意が必要です
♦ 複合フローリング
複数の板を接着剤で何層も貼り合わせた基材の表面に、仕上げ用の化粧材を張ったフローリングのこと。合板フローリングとも呼び、反りや収縮がなく施工しやすい特徴があります。傷が付きにくく、遮音性能を満たした製品が多いことから、多くの住まいで標準の床材として採用されています。化粧材によって仕上がりが大きく異なり、木目などがプリントされた「化粧シートタイプ」、0.3~1ミリ程度のかつおぶしのように薄い木のシートを張ってコーティングした「突板タイプ」、2~3ミリの薄い無垢材を張った「挽板タイプ」に分けることができます。
「化粧シートタイプ」は標準仕様の床材として採用されることが多く、カラーも模様のバリエーションも豊富。最近はプリント技術が向上しているため、本物の木に近い雰囲気をもつ商品も増えています。「突板タイプ」は表面の木が厚いほど、無垢材のような木目が楽しめる仕上がりに。「挽板タイプ」は複合フローリングと無垢フローリングのメリットを併せ持ち、無垢フローリングに限りなく近い質感や色、木目を楽しめますが、その分だけ価格はアップします。
どういったところをこだわりたいか、お客様の理想をお聞かせください
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